第十四話「ある冒険の一幕」

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(注意)
以下の文章は適当人間が作成した適当な文字の羅列です。
決して真に受けず、適当に流し読んでくださいますよう、心よりお願い申し上げます。

 

 

 

 

その巨体が身じろぎするだけで、幾重もの部品が音を立てて機能していく。
生物のごとく、心臓から末端にまで血液を行きわたらせるような精細な機構が、そこにはあった。
時空を操る機械仕掛けの神、人智を遥かに超えた超常の存在。
今、眼前に広がるのは、その全貌のほんの一部。

Falling Chiemi
……うわぁ、コイツちっちぇ! 負ける気がしねえな!

Fal Fal
戦う前に相手を舐めくさるとこがほりさん唯一のチャームポイントですよね

Sato Matoya
そこチャームポイントにしてやるなよ……いっそ哀れだろ

アレキサンダー天動編四層(ノーマル)に私、さとさん、せんせーの三人とでコンテンツファインダーから初挑戦をしたときの話だ。
今でもはっきりと思い出せるあのときの情景、天にも届くような巨体を持つ敵との壮大な戦いの記憶を。
いつものごとく暗黒騎士で参加した私は、当然楽そうなST枠を狙っていた。
しかし、昨今の暗黒事情として、どっちかというとMTをやらせられるという風潮の仕業で夢のSTにはなれなかった。
Falling Chiemi
初挑戦でMTとか燃えるわぁ、勝ったらわしを英雄と崇め奉るんだぞせんせー

むろん、下調べをきちんと行い、行動パターンを習熟すればMTだろうとSTだろうと関係なく立ち回れるのだろう。
が、私はいつものごとく、何も調べていなかった。
Sato Matoya
この人

Fal Fal
地雷でーす

Falling Chiemi
一瞬のきらめきには定評がある

そんな勢いだけで突貫してみると、場合によっては案外通用することもある。
予想よりも単調なパターン、避けやすいギミックと、これまで経験してきたものと比べるとずいぶん生易しく感じたほどだ。
Falling Chiemi
……見え、る

Sato Matoya
絶対ドヤ顔してんなコイツ……

見せ場(リミットブレイク)のタイミングを逃しはしたが、後半まで難なく削り、いよいよ勝ちが見えてきた頃。
私の背後から巨大な気配を感じた。
Falling Chiemi
……ねぇ? 今何イルノ? 私の後ろに何イルノ? 振り返るの何かすんごい怖いんですけどぉぉぉぉぉ!?

Fal Fal
おおおおおお!? でっかっ!!

Sato Matoya
これ、さすがにまずいんじゃ……

現れた巨体とパーティメンバーが線で繋がれる、いったいどんな攻撃なんだ、即死級のダメージをもらってしまうのか。
不安はその瞬間まで絶え間なく続いた。

Fal Fal
なんか……走り回ったら逃げれた( ゚Д゚)

何かがおかしい。
いくらノーマルとはいえ、アレキサンダーを巡る壮大な物語のラストなのだ。
これではあまりに、あっけなさすぎる。

Sato Matoya
メガネ気を抜くなっ! まだ何があるのかわからないんだぞ!

ああ、もちろんだ、気を抜くはずがない。
最後の、最後まで。
Falling Chiemi
……うん、なんもなかったね

Fal Fal
……うん

Sato Matoya
……うん

そうして、まるで流れ作業を見るような感覚で、私たちのアレキサンダー天動編四層攻略は終わりを告げた。

Sato Matoya
盛り上がりたかったのなら、最初から零式目指せばよかったんじゃないか……?
  • 著者名:
    Falling Chiemi

  • 自己紹介

    このまっさらな空間に文字を埋め尽くすのは私が最も得意としているところでつまり何を言いたいのかというとひとえにこれっぽちではまったくと言っていいほど語り足り

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